会長日記vol.166 そのベクトルはどっち向き? 〜褒められてるようでは、まだまだ〜

浜松市東倫理法人会

2024年04月23日 18:17

静岡で司会業をやられている
女性経営者の話を伺った


話し方やテクニックに気を遣っている初期
聞いていただいた方から

「いい声ですね」
「聞きやすかったです」

そんな自分に向けられた声を多数いただいた
自分でも少し天狗になっている
そんな感覚があった



倫理を学び心持ちが変わっていった
憎んでいた父との関係性が
雪解けのように変わっていった
すると司会に対する反応が変わっていった

「何かあなたの声に癒されました」
「心地が良かった」



そう
仕事に対する感想のベクトルが
外向き(司会の技術)から
内向き(聴いた各々の気持ち)に変わっていった


倫理法人会の万人幸福のしおりの一節に
こんな文が記されている

役者がこの頃なまけているぞ、いや得意になりすぎたぞ。

名優は言った、「うまいと拍手されるような事ではだめだ」と。


まさにこれかと気づいた
技術やテク等の表面的なうまさは
こちらに褒め言葉として来る

でもそれが真の心に響く感動になる時
その作用は聴く側に向く
自分の感動や感情を揺り動かされる
そういう意味での「褒められるようではまだまだ」だ


人の心を動かせるようになりたいなと
とても素晴らしい気づきをいただいた朝だった


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