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母親から学んだこと

幹事・里中です。
今日は倫理法人会歴も長い、素敵な70代の女性のお話。。。

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昭和20年代生まれ。
誕生日は母親と同じ。さらにお釈迦様も同じ誕生日なので、常に母とお釈迦様に見守られているように思える。

趣味は社交ダンスを20年以上。(姿勢がいいわけだ!)
始めるきっかけは椎間板ヘルニアだった。
真っ直ぐな姿勢のみならず、姿勢をキープするために腹筋背筋を使用する。
おかげで習い始めてから目立った不具合や痛みもほとんどなく生活できている。


家族は夫と一人娘の3人暮らし。多様な分野の金属加工研会社を行っている。
娘も違う畑でいたのだが、4年ほど前から家業に入り汗を流しながら仕事をしてくれている。
倫理法人会に入る大きなきっかけの一つに、夫婦の不仲があった。
さらにその当時は立て続けに様々な”苦難”が訪れた。会社にも、家庭にも。

あまりに多かったので様々な所に相談に行ったり、話を聞きに行ったりしたものの解決策は見つからず。
ある時、知人達と話す機会があり、その時に知人達がこう話しているのを耳にした。

「やっぱり相手は、変えられないんだよ・・」


と神妙に話しているので、興味を持ち話を聞くと、どうやらその二人は倫理法人会の会員だった。
そして大変興味が出たので、とにかく現状を変えたかった自分は即入会した。


夫婦仲の根本原因は、夫にある。
つまり悪いのは、夫。

そう信じ切っていたので、夫こそ勉強すべきと思い倫理法人会の勉強には夫に行ってもらい、自分は同じ所に行きたくなかったので「家庭倫理の会※」で学び始めた。
(※注:法人対象ではない倫理の学びの会)
学んでいく中で、2つの言葉にびっくりさせられることになる。

「夫婦は一対の反射鏡」
「子は親の心を実演する名優である」


相手、つまり夫を変えようとしていた自分。それが間違いだったことに気づかされたし、そう思っていた自分にびっくりさせられた。さらには子供(=娘)も、30代なかばでこんな夫婦関係を迎えることになるかもしれない、それはあまりに可哀想だと思い、よりしっかり倫理を長く学んで行こうと思えた。


母親も自分にとって、手本になる素晴らしい人だった。
11人兄弟の3番目に生まれた母は子供の頃から具合の悪かった母を面倒見ながら幼い兄弟達の面倒を見ることをしていたそうだ。
だがその生活も長く、婚期が遅れ27歳で初婚だったが離婚、3人の子がいる男性と再婚も、金銭の相続問題に巻き込まれやがて再び離婚。そんな苦労を重ねてきた女性だった。
晩年は病気に苦しみ、心臓の病気からペースメーカーを入れ、果ては透析に至るまでとなり、日々病院に行き面倒を見るのが日課となった。
ある時循環器の婦長からお礼を言われ、身に覚えがなく話を聞くと、入院してきた男性がペースメーカーの手術を固辞していたそうで病院の医師やスタッフも困っていたが、母親にその男性と話してもらった所、ペースメーカーの手術を受諾したということだった。
身なりもオシャレな人で、よく入院中ヘアカラーを買わされていた。ある時間違えていつもと違う品番を買ってしまった所、出来上がりは見事な金髪(笑)。だが母親は文句ひとつ言わず、笑顔でスタッフ達の「オシャレな色になったね〜」に明るく「娘のチョイスなのよ〜!」と答えていた。
最後、母が亡くなった時、泣きじゃくりながら霊安室に行くと、ドラマさながらのシーンのように担当の医師2人と看護師のスタッフ達が2列で並んでくれていた。

「母は何をしてきたの!???」

目を疑うような光景だったが、それだけ母親は病院の先生やスタッフからも愛される人間だったのだろう。
後日、遺影を見た和尚様からも

「この人はいい人生だったんだね〜」

と話されていた。遺影にまで人間性が出る母親。そんな身近な人を素晴らしい人間の師として娘でいれたことが有り難かった。
自分も、母のような人生を歩んでいきたいと思っている。

結果、倫理法人会で学び始めてから実に30年を超え、今は周囲にも素晴らしい人間、スタッフに囲まれ、頑張れている。


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背筋もピシッと伸びた素敵なマダム。ダンスを習っているということに納得できた姿勢。
その物静かだが品よく強い意思を感じるような語り口に、親御さんも素晴らしい人だったのだろうと想像できるお話でした。

母親から学んだこと



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